泌尿器科・内科・皮膚科
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よくあるご質問

Q. 泌尿器科に受診するのが恥ずかしいのですが?

A. 病気によって、検査内容は異なりますが、問診と尿検査が基本です。

いきなり下半身の診察を行なったり、膀胱内視鏡検査を行なうことはありません。

検査もなるべく苦痛の少ない、超音波検査などから進めていきます。

男性の前立腺疾患では、血液検査で腫瘍マーカー(PSA)を調べることで、早期の癌を見つけることができますし、病状の把握も、問診や排尿の勢いを調べる、尿流量測定という簡単な検査で可能です。

こわがらずに泌尿器科を受診してください。

Q. 最近、急に尿がもれそうになったり、咳や大笑いで少しもれることがありますが?

A. 出産後の女性に多く、骨盤底筋力の低下により生じることの多い病態です。

尿検査、超音波検査で残尿(おしっこをした後に膀胱に尿が残ること。)を調べた後、

骨盤底筋体操の指導や内服薬の使用で治療を行ないます。

最近では、有効な治療薬もありますので、まず泌尿器科を受診することをお勧めします。

Q. アトピー性皮膚炎の治療のポイントは?

A. アトピー性皮膚炎は、遺伝的要因にさまざまな外因(食物、ダニ、ハウスダストなどの住環境、花粉、ストレスなど)が加わって発症すると考えられています。

アトピー性皮膚炎になりやすい人の皮膚は、角質層のバリヤー機能が弱く、健康な皮膚よりも細菌や化学物質などが侵入しやすい状態になっています。

アトピー性皮膚炎では、強いかゆみのために無意識のうちに、患部をかきむしってしまいます。

かきむしると、皮膚のバリヤー機能はますます低下し、細菌や汚れが侵入して、さらにひどい湿疹になっていきます。

このため、かきむしらないように炎症を改善して、かゆみを抑える治療を行い、次に皮膚のバリヤー機能を回復させる治療を行ないます。

炎症を改善させてかゆみを抑える薬には、ステロイド外用薬や免疫抑制剤(タクロリムス)の外用剤による外用療法と抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤の内服療法の併用が基本になります。

皮膚のバリヤー機能を回復させるには、皮膚の清潔と保湿がポイントになります。

Q. 「生活習慣病」ってどんな病気ですか?

A. 「生活習慣病」とは、私たちの日常生活における、よくない生活習慣が要因となり発症する、さまざまな病気のことです。

「生活習慣病」のなかでも、特に頻度が高い、高血圧症・高脂血症・糖尿病は、自覚症状に乏しいため、気づきにくく、放っておくと脳梗塞や心筋梗塞といった重大な動脈硬化性合併症の危険性が高まります。

また、生活習慣病は、いくつもの疾患が重なりやすく、疾患の合併により、動脈硬化症への危険度は相乗的に上昇します。
 生活習慣の改善による効果は、予防だけにとどまらず、治療にも大変有効ですが、高血圧症・高脂血症・糖尿病が発症した場合には、積極的に治療を行なうことで、動脈硬化症への進展の危険性を軽減できることが、データに示されています。

定期的な通院と、適切な治療による病態管理が重要です。